【日商簿記2級】勉強期間4ヶ月で合格した勉強方法【独学】

【日商簿記2級】勉強期間4ヶ月で合格した勉強方法【独学】

こんにちはwa-kuです。
現在、先日記事にも書きました日商簿記2級ですが、無事合格することができました。
(2021/7/25)

今回は日商簿記2級の合格体験から、合格まで行ってきた行動を考察して行きたいと思います。

日商簿記2級について

ちなみに、
日商簿記2級は3級の上位に位置する資格でして、試験科目は商業簿記、工業簿記の2科目から構成されます。

そしてこの簿記2級ですが、合格までにおよそ一般的には250~350時間ほど掛かると言われています。

2020年までは、年3回の統一試験を全国の商工会議所指定の都道府県別会場で受験するシステムでしたが、2021年からCBT試験導入によるネット試験が実施されるようになり、CBT試験のネット試験会場で
ほぼ毎日試験を受けることが可能となりました。 (3日前までに要予約)
下記リンク参照↓

https://cbt-s.com/examinee/examination/jcci.html

僕はCBTネット試験で運良く合格することができましたが、勉強開始から4ヶ月が経過していました。

これから簿記の勉強を始めようかと思っている方、
すでに簿記の勉強をしている方などはこちらのネット試験を活用すると合格へかなりの近道となるかと思います。

 

簿記2級合格までの勉強時間

勉強時間に関しては、Studyplusというiphoneアプリを使用して時間をストップウォッチで計測していました。
(席を離れる際など、こまめストップウォッチを止めていましたので正確な数値かと思われます。)

 

5月〜7月の期間で、およそ235時間の勉強時間ですが、実は4月から5月のGWまでの期間の勉強時間が抜けています。
この期間の勉強時間をだいたい90時間と見積もるとトータルで、325時間の勉強時間を投資したことになります。

おそらくネットなどで簿記2級の勉強時間を検索すると3〜4ヶ月の期間・250時間〜350時間などと言われていますので、標準的な勉強期間での合格なのだと思います。

簿記2級合格までの勉強方法

具体的な勉強方法ですがまずは工業簿記からスタートです。
(工業簿記については前回の記事にて)
工業簿記は過去問を20点満点中14〜16点くらい解けるくらいまでに仕上げてから、商業簿記に取り掛かりました。

なぜ工業簿記から始めたのか?についてですが、特に理由はなく、多くの簿記の勉強ブログなどに工業簿記から始めた方が多かったからという理由です。

結果的に先に工業簿記をマスターする事で、その後の商業簿記の勉強に精神的な余裕が生まれたかなと実感しています。
工業簿記の勉強はどちらかと言うと、問題の本質を理解できるようになれば点数は取れると感じました。

続いて商業簿記ですが、まずはテキストを良く読み、テキストに付属している基本問題を解く事をしました。
使用したテキストはこちらのテキストです。

このテキストを使用した理由は、3級の時に使用していて馴染みがあったので使用しました。
TACの合格テキスト、パブロフ簿記のテキスト等も書店で立ち読みしましたが、
テキストのサイズカラーページ論点ごとのページの分け方を比べた結果、こちらのテキストが良いと感じ、採用しました。

余談ですが、スッキリわかるシリーズ、パブロフ簿記シリーズのテキストは初学者に解説が優しいと感じました。

テキスト演習を1回転した後は、問題集(TACの合格トレーニング)を1回転です。
問題集を1周して、この時点でテキスト1回転、問題集1回転していますので、基本は身に付いたと感じ過去問に取り掛かりました。

 

日商簿記2級の過去問について

過去問についてですが、テキストと問題集を1周しただけでは歯が立ちませんでした。
工業簿記についてはこの時すでに過去問を解いていたので問題ありませんでしたが、商業簿記の第2問の個別論点、第3問の精算表のヒネった仕訳、連結会計などは時間が異常に掛かってしまったり、仕訳の仕方すら分からずの状態でこの時は別の対策が必要だったと感じています。

googleスプレットシート での過去問進捗管理↓

結局、過去問12回分を商業簿記→第1〜3問を5回転、工業簿記→第4〜5問を7回転しました。
このスプレットシートに過去問の点数を数値を入力していく作業ですが、数値が次第に伸びていくのが実感できてモチベーションが上がります。おすすめです。

勉強方法としては、3回転くらいまわすと解答を見なくとも答えの数値が分かってしまうようになります。なるべく初見の問題を考えながら解いていく勉強方法の方が問題を解く力が付くかなとも思いました。

 

簿記2級ネット試験の勉強方法

ネット試験の情報を収集していると、第2問に連結会計・株主資本等変動計算書が出題されやすいとの情報がネットでたくさん掲載されていたので、重点的に学習を行いました。

その結果、ネット試験を2回受けたのですが(不合格1回、合格1回です)連結会計・株主資本等変動計算書は第2問で各1度ずつ出題されました。

問題を解いた感想ですが、株主資本等変動計算書はテキスト+問題集の理解レベルで満点の20点が取れるレベルの問題でした。実際1度目の不合格受験の際は第2問は満点でした。

連結会計の問題ですが、こちらもヒネった問題は出題されず、問題集レベルを正確に回答できれば解ける問題が出題されました。
実際試験開始時、問題を見て少し焦りましたが、当日の直前まで連結修正仕訳と連結精算表を作成を重点的に練習していた為、点数を稼ぐことが出来ました。

連結会計の勉強法は、youtubeのパブロフ簿記の解説動画がおすすめです。
よせだあつこ先生の解説をテキストを確認しながら進めていくと頭に入りやすいです。

 

 

以上、簿記2級の勉強方法でした。
引き続き勉強頑張っていきましょう!